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成績が伸びる子となかなか結果につながらない子の違いは?


これまで30数年学校現場での経験から、この違いは、
「自分で成績を上げようと努力を惜しまず、自ら進んで学習できる子」と「他力本願になっている子や学習しているつもりになっている子」の違いということができると感じています。
こう書くとすでにお分かりだと思いますが、成績が伸びる子は、前者の「自分で成績を上げようと努力を惜しまず、自ら進んで学習できる子」ということになります。

「自分で成績を上げようと努力を惜しまず、自ら進んで学習できる子」は、なぜ成績が伸びるのでしょうか。
この子たちは、言うまでもなく、学習にはよく集中し、与えられた課題にしっかりと向き合って取り組んでいくだけでなく、その復習を言われなくても進んで繰り返し行うことができる子たちです。だから成績も伸びていきます。
しかし、この子たちも、「このやり方で良いのだろうか」「この問題を解いていて良いのだろうか」といった不安を抱えて取り組む時期があります。
不安を持ったまま学習に取り組むのと、自信を持って取り組むのとでは、その結果には大きな差が生まれることがあります。
間違った方向を向いていないか、効率の悪い学習をしていないかを見極め、こっちだよ~って灯を振ってあげるのが私の役割だと思っています。

いっぽう、「他力本願になっている子や学習しているつもりになっている子」は、なぜ成績が伸びないのでしょうか。
この子たちには、これもまた経験から大きく分けて、2つのパターンがあるように思います。
1つ目は、
成績は、先生が上げてくれる、塾が上げてくれると完全に他者依存になっている子たちです。
この子たちは、与えられたものには取り組むことができます。しかし与えられたもの以上はしようとはしません。なので、3問課題を与えると、その3問を何時間もかけて行っている場合があります。さらに、集中力も弱いため、すぐに他の子と話したり、他のことをしたりします。
そして、自分の学習成果が出ないのを決して自分の責任だとは思わないので、他の事(部活動とか)で学習時間が取れなかったというような理由を必ずと言ってよいほど言います。
2つ目は、
学習時間も学習課題への取り組み量も、それなりなのに成果につながらない子たちです。
この子たちは、学習方法に問題がある場合が多いのですが、それを指摘されても決して変えようとはしません。
なぜかというと、現在行っている学習法で、勉強した感がとても強く感じているからです。
たまたま結果につながるときはあるかも知れません(なぜそういうときはあるのかは、また別の機会に)、しかし、結果につながるのは、あくまでもたまたまです。それが続くことはまず無いし、実力テストや入試には対応できないと思います。
この子たちが行っている学習法は、多くの場合、学習範囲をノートに再整理する。間違った問題を書き写す。といった作業に終始して終わっています。
作業量は膨大なので、勉強した~という充実感はかなり高まります。しかし、作業中、思考は停止し作業内容がしっかりと記憶に残ることはまずありません。
なので、テスト後、やったんだけどできなかった。思い出せなかったといった理由が多く言います。

塾へ通う子の多くは、後者から始まる場合が多いと思います。この後者をいかにして前者のような、自ら進んで学習することができる子にしていくのか。私は、ここを変える力は、自己管理力だと思います。自分をコントロールし目標に向かって行動できる力が育てば、自ら進んで行動できるようになります。