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新しい学習指導要領


2020年度から小学校で新しい学習指導要領が実施されます。それに続いて中学校、高等学校と順次新しい学習指導要領が実施されていきます。
プログラミング教育の必修化や英語教育の前倒し等々、すでに話題になっていることも多くあります。

では具体的にどこがどう変わるのでしょうか?

各家庭が直接目にするものとしては、教科書の目次の単元名にプログラミングという文言が入ってきたり、小学校5年生に教科としての英語ができたりすると思います。

新学習指導要領では、新しい柱として、
 新しい知識・技能の習得
 未知の状況に対応できる思考・判断・表現等の育成
 学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力、人間性の涵養
が示されています。これは、学校現場に、これまでよりもさらに主体的で深い学びが求められているとも言えます。

新学習指導お要領では、これまでの指導要領がコンテンツ(教育内容)ベースで示されていたものが、コンピテンシー(環境に適応した能力やスキル)に移ってきています。
これは、これまで以上に結果だけでなく、その過程に焦点を当て評価していくことにもつながります。

これらのことを踏まえ、各教科では、領域の再編が行われています。
例えば、算数・数学では、
これまでは A 数と計算、B 量と測定、C 図形、D 数量関係 であったものが
A 数と計算、B 図形、C 測定(1~3 年) C 変化と関係(4~6 年)、D データの活用 となり、データの活用が新たに入っています。
国語科でも、学習内容の改善・充実の中で、②情報の扱い方に関する指導の改善・充実が示され、各地で多く採用されている光村図書の国語科でも、そのアプローチが示されています。

こうやって書いていると、プログラミングばかりに目をやっているように誤解されるかもしれませんが、指導要領が求めるもの、Society5.0が求める資質・能力は、
言語能力
情報活用力
問題発見・解決能力
が基盤になっています。

評価も大きく変わってくるかもしれません。
そしてこれらの基盤を支えるものとして課題とされているのが、PCも含め機器操作能力。
今やスマホやタブレットも含めIT機器も学習で使うツールとなっています。機器操作の面では先進国の中で日本は最低レベルだそうです。ものさしやコンパスなどと同様に使いこなす段階に早く達することがこれまで以上に求められると予想されます。

新しい学習指導要領で求められるものを整理してみました。ここから付随するものは多々あると思います。新指導要領と進学についてもまとめてみたいと思います。