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Society5.0 のもとに


Society5.0 この言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
政府広報の、ドローンが荷物を運びスマホで買い物を注文して家を出るビデオ、といえばさらに見たことがある人は多いのではないでしょうか。

これは国が想定しているこれからの世の中。もうすぐそこにきている世の中です。
国が策定している第5期科学技術基本計画の中で、日本が目指すべき未来社会の姿として提唱されているものです。
こういう社会を実現することによって、日本が抱える様々な課題を解決していくとされています。
この想定されている社会を生き抜く子。そこで存在感を出せる子を育てることが教育のこれからの目的であるともいえます。それらを前提に作成されているものが、来年度に小学校に続いて、順次実施されていく新学習指導要領です。

こうやって書いてくると、
「そんな世の中、好きじゃない」とか「ITに頼って生きるより、リアルなことのほうが大事」とかいう声が聞こえてきそうですが、リアルの世界が否定されているわけでもないし、なくなるわけでもありません。

実際、今現在の私たちの生活でも、例えば銀行を利用するとき、ほとんどの機会で窓口ではなく、ATMを利用しているのではないでしょうか?少し前の時代には、銀行を利用するときには、通帳とハンコを持ってお金を引き出したり、入金したりしていませんでしたか?今はほとんどの方がATMではないでしょうか?中にはネットバンキングを利用されている方や仮想通貨を利用している方もいるかもしれません。

多くの方が利用している自動車も今では、流れ作業の中で量産されています。オートメーションが工場に登場してきた産業革命のころには、チャップリンのモダンタイムスのように揶揄された時代もありました。仕事の新陳代謝は、これまでも幾度となく人類が経験してきたことなのです。

歴史は繰り返す。こんな言葉を思い出してしまいます。
人類はこれまで、その時々の課題を解決するために知恵を絞り、農業革命や産業革命を生み出し、課題を解決し豊かな生活を生み出してきました。

今の日本が抱えている問題は様々です。特にすべてのことに大きく影響するのが人口減少の問題です。世界人口が増加の中で、日本人口は減少しています。その中で国力を維持し高めていくためには、機械が得意な分野は機械に任せ、人が力を発揮できる分野でしっかり発揮できる人材が要求されています。

新学習指導要領は、これらの時代の変化とニーズを前提に策定された法的拘束力を持つものになります。公教育の世界では当然、その内容を実施し子供に力を付けて行くことが求められます。
私たち私塾は、これらのことを踏まえ、公教育を補いつつしっかりと子供の成長を支援できるように。次の段階を見据え子供の力を育成していくことに、その存在感をアピールできるのかなと思います。

今回は、Society5.0と教育について雑感をまとめてみました。